就活ルール廃止で学生への影響はどうなる?メリットデメリットは?

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こんにちは、リンリンです。

巷で「採用活動における経団連指針の廃止」が話題になっていますね。

こんなツイートもしました。

 

まあ色々と複雑な状況になってまいりました。

学生の方々は、こんな状況は不安でしかないと思います。

 

そこで今回は、「経団連指針の廃止に伴う変化」について詳しく解説・考察していこうと思います!

では参ります!

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この記事の信憑性

そもそもお前はどの立場からモノ言うてんねん。

と思われるでしょう。笑

この記事の信憑性は、以下の事実によって支えられています。

この記事の信憑性
  • 絶望的状況から就活大逆転勝利を収めた知見
  • 元就活生としての経験
  • 超大手企業社会人としての社会潮流の予測
  • 就活コラム作成者としての知識

元就活生として成功を収めた知見や経験について、詳しくは下記プロフィールで確認して下さい。

就活ルールとは?

“就活ルール”とは、2015年にスケジュール化された「経団連指針」のことを指します。

来年卒業予定の学生に向けて、広報解禁が3月・選考開始が6月とルールを定めました。

就活ルールの目的

この”就活ルール”の目的は、公式に発表されているわけではありません。

しかし、学生を守るためのルールであることは明白です。

  • 早すぎる選考「学生の青田刈り」を防ぐ
  • 選考期間を定めることで、それ以外の期間は学生が学業に専念できる

この二つが、大きな目的でしょう。

就活ルールの現状

“就活ルール”の現状は、ほとんど守られているとは言えません。

数多くの企業が、就活ルールを無視して早期から選考を始めています。

中小企業・外資系企業は経団連に加入していないので就活ルールを無視

経団連加入企業も一部、就活ルールを無視

就活ルールを無視する理由は、「早期に優秀な学生を囲い込むため」です。

まるで徒競走のフライングスタートのようですよね!

廃止される理由

こんな就活ルール、ついに廃止が決定しました。

 

では何故就活ルールは廃止されるのでしょうか?

就活ルールが廃止される理由
  • 既に就活ルールは形骸化していた
  • 外資系企業への対抗
  • 通年採用の導入

まず、就活ルールが形骸化していることが挙げられます。ズルする企業が多いってことですね。

就活ルールを破ったからと言って罰則があるわけでもありません。もはや意味を成していないルールは作り変える必要がありますよね。

 

就活ルールがあることで、日本企業が表立って早期採用をしづらくなりました。その結果生じたことが、「外資系企業が優秀な学生を総取りする」という事態です。

外資系企業は経団連に加入していませんから、表立って早期採用を行い、採用面で大きな優位性を保ってきました。

就活ルールが、日本企業の総力を削るという事態に発展してしまったのですね。

 

そして、就活ルールは通年採用を阻害します。「新卒一括採用」という昔ながらの慣習はグローバル化された社会にはマッチしていないことも事実です。

より自由な採用体系の強化をしなければ、国際競争力も落ちてしまいます。

就活ルールの改正により、自由な採用活動を促進しようというわけです。

就活ルール廃止で生じる変化点

採用活動の早期化・通年化

就活ルール廃止によって、多くの企業が「我先に」と採用活動を始めるでしょう。

一方で、様子見を行う企業やスケジュール変更を行えない企業もあります。

各企業の採用スケジュールがズレることで、採用活動の通年化が顕著に現れます。

採用イベントの多角化

就職活動が早期化すると、一つ問題点が生じます。

  • 学生の専門性が見極められない

これは大きな問題です。特に理系の学生ならば、研究室に所属する前に選考に臨む必要性が出るかも知れません。

 

ならば企業側はどうするか?

  • 業務遂行能力や成長性を確かめるイベントで採用活動をする

という方式を取るでしょう。インターンやプレゼン大会などですね。

一応このようなイベント形式での選考は経団連によって禁止されていますが、企業の本質はドブ川並みに汚いです。未熟な学生の本質を見極めるために、あらゆる手段を使って採用活動に繋げてくるでしょう。

様々な採用イベントを考案して、学生を選考することが予想されます。

【参考記事】早期採用でインターンが更に重要になる【事実】

付け焼刃の就活テクが通用しなくなる

今までは3~5月にかけて一斉に選考がスタートしていました。

企業側からすると、「大量の学生を短期間で選別する」必要がありました。

その結果、学生の志望度や能力を正しく見極めることが難しくなっていました。

ESや面接で、学生がそれっぽいことを伝えれば内定を貰える理由です。

今まで:大量の学生を短期間で選別熱意・能力を見極められない

 

これが採用の早期化・通年化が起きたらどうなるでしょうか

企業側は、インターンやイベントなどで学生の志望度・能力をゆっくり観察することができますよね。

付け焼刃の就活テクで何とかしようとしている学生を見極めれるようになります。

これから:長期間で学生を選別=熱意・能力を見極められる

 

大学でサボっているそこのあなた!大ピンチですよ!笑

就活ルール廃止による学生への影響

メリット

ガッツポーズする外国人

実力や志望度が正確に評価される

先ほど述べた通りですね。採用の早期化・通年化による変化のメリットです。

もしあなたが本気で行きたい企業がある場合、皆が就活を始めていない早期から企業にアプローチをかけることができます。熱意の証明をしやすくなりますよね。

 

また、インターンやイベントで採用が行われれば本当に能力がある人が内定を勝ち取ります。

卓球で1点勝負の試合よりも10点勝負の方が実力が顕著に現れますよね。同じことです。

就活生の負担が分散する

今までは、同じ時期に選考が行われていた為、就活スケジュールがパンパンになっていました。

採用活動が早期化・通年化されれば余裕のあるスケジュールで動くことができます。

 

また、志望企業のダブルブッキングも防ぐことができるので就活生からすれば安心ですね。

内定ゼロの可能性減少

3~6月の就活で内定がゼロの場合、かなり厳しい状況でした。

しかし採用活動が早期化・通年化すれば就活に失敗した場合でも在学中に内定を貰える可能性が大きくなります。

 

特に能力も熱意もあるのに内定が貰えないなんて事故が確実に減ることは大きなメリットですね!

企業と学生のミスマッチが減る

採用活動が早期化・通年化すれば、学生は企業を調べる時間が増えます。

「本当にその企業で良いのか?」を早めから考えることは就活として素晴らしい事です。

 

またインターンやイベントがメインの採用活動になれば、企業側は学生の熱意・能力を、学生側は企業の事をよく知ることができます。

このように、企業と学生のミスマッチが減ることも大きなメリットと言えるでしょう。

内定後の自由時間が増える

早い段階で第一志望の企業から内定を貰えたならば、長期間学業に専念することができます。

内定を貰ったあとならば、業務に関することを事前に勉強することもできますよね。

 

今までのように、内定を貰ったら少し勉強してすぐ入社という事態を防ぐことができます。企業としても社員の生産性向上に繋がるでしょう。

デメリット

「ビジネスのトレンドをチェックする男性」の写真[モデル:大川竜弥]

オワハラが増える

オワハラ:内定を出した学生に、就職活動を終えるように圧力をかける行為

採用活動の早期化・通年化=学生が複数の内定を持つ

これ、企業側からするとどうでしょうか?せっかく内定を出したのに、内定辞退が続出しますよね?

するとオワハラが横行します。内定者を繋ぎ止めようと必死になってきます。

 

気が弱い人は大して志望もしていない企業に吸い込まれてしまうかも知れません。

デメリットですね。

受験企業が減る

インターンやイベントでの採用活動が増えると伝えました。

すると必然的に、一度の受験にかかる負担は大きくなりますよね。時間も対策も。

 

採用活動の早期化・通年化で、スケジュールに余裕が出るとは言っても受験企業が減ることは間違いないでしょう。

言い方を変えれば、

「熱意や能力を公平に見てくれるから、本気企業だけ受ける」という戦略で動くことになります。

 

滑り止め企業という概念が薄くなるかも知れませんが、これはこれで良いのかも知れませんね。笑

人生の選択肢が狭まる

早くから内定を貰うとどうなるでしょうか?

「その企業で役に立ちそうな勉強」を重点的にしてしまいませんか?

 

一見良いことだと思いますが、「興味のある勉強をする」機会を奪う可能性もあります。

  1. 興味のある勉強・分野を見つける
  2. その分野を突き詰める
  3. 行きたい業界・企業が決まる

という流れが、大学生としてあるべき姿だと思います。大学の専攻で仕事を選ぶ必要なんてないんです。

大学生は「一生涯頑張ってもいい」と思えるナニカを見つけることが使命だと私は思っています。

 

  1. 興味が出そう・興味が今のところある業界から内定を貰う
  2. その業界で役立ちそうな勉強をする

この流れは(私が思う)大学生の使命とは少しズレていますよね。

 

採用活動の早期化・通年化で、「本当にやりたいこと」に気づけないまま大学を卒業する可能性が増えるかもしれませんね・・・

部活や課外活動への支障

これは言わなくても分かると思います!笑

部活や課外活動は、大学2~3年生が主体となって運営していく場合が多いです。

就活が関わってくることで、支障が出てくるのではないかと危惧されます。

 

学生の本分は勉強ですが、交友関係は同等かそれ以上大事です!考え物ですね・・・

採用活動がより不透明になる

インターンやイベントでの選考は、経団連によって禁止されています。

しかし企業側としては、インターンやイベントで選考を行っていきたいと考えますから、採用活動がブラックボックス化していきます。

公に発表されないインターンやイベントが増加することが考えられます。

 

情報をいかに掴むかが就活において重要なポイントですが、これからはより一層大事になっていくでしょう。

ルール無き就活戦線を生き抜くには

早くから動き出す

とにかく「早くから動き出す」ことが重要になります。

今まで通り3月の広報解禁に合わせた対策と取ると確実に手おくれになります。

 

早めにやっておくべきこと
  • 志望業界・企業の絞り込み
  • SPI・ES・面接対策
  • 英語が必要な業界はTOEIC高得点の取得

これらは3年前期までには必ず完成度を高めておきましょう。

合わせて読みたい記事

スカウト式サイトをフル活用する

スカウト式就活とは?:Webサービスの一つ。プロフィールや志望業界などを登録することで、”企業側”からのアプローチを待つ就活手法。

正直、これからの就活は「スカウト式」がかなり流行することが考えられます。

なぜか?

スカウト式が流行る理由
  • 企業にとって早期囲い込みがしやすい
  • 公にしたくないインターンやイベントでの採用活動を広告できる
  • 学生とのミスマッチが起きにくい

などの理由が考えられます。これからの就活では、企業側が「スカウト式」を採用しないわけがないんですよ。

 

私がオススメするスカウト型就活サイトは2つですね。

まず一つ目は「キミスカ

二つ目は「OfferBox」です。

 

なぜこの二つか?

なぜ数あるスカウト式サイトの中で「キミスカとOfferBox」なのか?
  • 無料サイト
  • スカウト式サイトのトップ2=参加企業が多い
  • 大手からも数多くのスカウトが来る
  • インターンやイベントに繋がる
  • 面倒な勧誘なし

これは「信頼できる友人・後輩からの意見」です。

「どうやらいいらしい」くらいの話ですが、スカウト式で就活ガチった人たちの意見なので信頼できると思います。

まとめ

かなりボリューミーな記事でしたが、就活ルール廃止に伴う変化について詳しくなれたでしょうか?

この記事での重要ポイント
  • 採用活動が早くなるぞ!
  • インターンやイベントで採用が秘密裏に行われるぞ!
  • 付け焼刃の就活テクは通用しなくなるぞ!
  • 「早くから動くこと」「スカウト式サイトを利用すること」が重要になるぞ!

この4ポイントだけでも覚えていってください!

では!

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