どうもリンです。
今回は22卒以降の就活について、少し気になる話題があるので解説しようと思います。
その内容とは…
「22卒以降は再び就職氷河期が到来する可能性」という内容です。
追記[2020/05/11]:もはや「かも」ではありません。一刻も早く就活を始めましょう。
↑Twitterでの嘆きの一部です。
新卒採用3割減とか終わった。将来の希望が見えない。就職氷河期余裕で超えてるよ。
はー!!!!22卒は就職氷河期で全員死亡希望なし!さよなら!
就職氷河期やばいな…推薦でどこかいきたいとこあればいいんだけどなー
皆さん22卒以降の就活に対してかなり不安を持っているようですね。
そこで今回の記事では
- 22卒以降の就活に潜むリスク
- それを踏まえて就活生がすべきこと
を解説します。

就活不安だなぁ…
↓

今からすべきことが分かった!動き出そう!
となる記事です。
22卒以降の就活に潜むリスク

まずは22卒以降の就活で潜むリスクについて解説します
大きく不安視されるリスクは3つです
- 大きな不景気が襲う可能性
- 就職氷河期再来する可能性
- 就活ルールの撤廃による混乱
1つずつ解説します
大きな不景気が襲う可能性

22卒以降の就活シーズンは大きな不景気に悩まされる可能性が高いです。
増税後の非消費マインド
2019年10月1日から、消費税が10%に増税されました。今までは8%でしたので、2%分の増税になります。
かつて消費税が導入されたタイミング、増税された後の数年間は不景気になる傾向があります。
不景気により経済活動が鈍り、企業の業績に多大な影響を与えます。すると翌年の新卒採用数を縮小するでしょう。
タイミングを考えると、22卒以降の就活シーズンに大きな影響を与えることになります
GDPマイナス成長
内閣府が2020年2月17日に発表した2019年10~12月期の国内総生産(GDP)の速報値が、実質で前期比1.6%減、年換算で6.3%減と5四半期ぶりにマイナスとなりました。
この数字は過去4番目に悪い数値です。
このままGDPのマイナス成長が続けば、景気の後退を大きく後押しする影響を与えます。
そして景気の後退は新卒採用数を縮小する方向に誘導するでしょう。
コロナウイルスによる経済下押し
2020年2月にはコロナウイルスによる世界経済への大打撃がありました。
連日株価は急落、日本も観光業や宿泊業を中心に大きな打撃を負いました。
このように経済活動が滞ると、国民の消費意欲は削がれていきます。
コロナウイルスによる消費意欲の低減は、景気の後退を招いていきます。
新型コロナウイルスの経済的な脅威は次の通り。
- 経済活動の核である「移動」の制限
- 経済の中心である「都市部」での蔓延
- 世界同時多発により経済下支えの存在が消失
これらの代表的な要因により、第二次世界恐慌に陥る可能性があります。

追記[2020/04/02]:既に海外では未曽有の失業ラッシュが始まっています。日系企業は既存の従業員を解雇することが法的に難しいので、そのしわ寄せは22卒以降の新卒枠縮小に集まります。
追記[2020/04/16]:国際通貨基金(IMF)は2020年の世界経済成長率を前年比3.0%減の見通しと発表しました。リーマンショック時は0.2%減だったので、世界恐慌や第二次世界大戦以来の世界的不況になることが予想されます。
追記[2020/05/11]:21卒向けの就職活動意識調査の結果が届きました。既に7割もの学生が「売り手市場から買い手市場に変化している」との報告が出ています。

東京オリンピックの延期
そして2020年夏といえば、東京オリンピックが開催される予定でした。(延期になりましたね。)
しかしオリンピックというのは開催予定前の数年間がボーナスタイムとも言われています。
なぜならオリンピック準備で様々な企業が業務を委託して業績を上げるからです。
しかしオリンピックが終わってから残るものは
- 外国人観光客の大幅な減少
- オリンピック運営に関する、東京都や政府への不信感
- 有効活用されないオリンピック会場が負の遺産化
- 建築業を中心にした業績の低迷
このように日本に悪影響が広がります。
様々な経済学者・有識者が「オリンピック後の景気が落ちる」と警鐘を鳴らしています。
また、COVID-19(コロナウイルス)による影響でオリンピックが延期になりました。
特に影響が大きいホテル、観光業界は、この1年の延長を乗り越えるだけの体力が無い企業が多いです。
すると破産ラッシュが始まり、株式市場に大きな影響を与えます。
更には世界的不況によって経済的な余裕が無くなった外国人が、オリンピックとはいえ海外旅行に赴くでしょうか?
このようにオリンピック延期でも日本には大きな悪影響が広がるわけですね。
追記[2020/04/02]:オリンピック延期による経済損失は1兆円を超えるとの報告結果があります。オリンピックに対する政府の対応や今後の資金繰りも含めて、開催によるメリットが薄くなってしまいました。
ここまでをまとめます。
就職氷河期再来か?

前述のような理由から、景気の後退がほぼ確実に生じます。
すると22卒以降の就活では就職氷河期が再来する恐れがあります。
(追記時2020年4月では既に内定取り消し・採用枠縮小が21卒から現実になりました。22卒の就職氷河期はもはや「恐れ・可能性」ではありません。)
中小ベンチャーの採用意欲低減→売り手市場の終焉

景気が後退し、業績が悪化すると中小ベンチャーの新卒採用意欲が低迷します。
21卒以前は「売り手市場」と呼ばれており、就活生は様々な企業から引っ張りだこでした(大手企業は常に買い手市場だが。)
今まで「売り手市場」と呼ばれ、就活生の心の支えになっていた中小ベンチャーが採用を渋るようになると、いよいよ就職氷河期です。
しかし、今回の報告では、経済の急激な収縮により雇用環境の悪化は不可避と判断した。ハローワークの有効求人数は昨年10月以降、前年割れが続いているが、その減少幅が1月の7.3%から、2月12.4%、3月16.1%と急拡大している点を懸念している。「雇用情勢」の判断は、2月の「改善している」から「改善してきたが、感染症の影響がみられる」に下方修正した。
Microsoft News
大企業の買い手市場が加速
そして大手企業でも新卒採用数の縮小傾向が見られます。
大手企業は常に「買い手市場」。つまり常に倍率が高いってことですね。
そこに不景気が押し寄せるとどうなるでしょうか?
- 中小ベンチャーの倒産が相次ぐ
- 安定を求める就活生増加→大企業への就職希望傾向
- 大企業の採用数縮小
つまり大企業の「買い手市場」に拍車をかける効果が生まれてしまいます。
就活ルールの撤廃

そして22卒以降は経団連の採用方針(就活ルール)が撤廃されます。
以前から機能されていないと言われていたルールですが、隠れた効果はもちろんありました。
- 6月以前の採用活動の周知がしづらい
- 大っぴらに学生の囲い込みができない
- 採用通年化ができない
これら「隠れた圧力」によって、ルール無視による採用活動の格差を防いでいました。
では22卒以降はどうなるでしょうか?
採用通年化・内定の早期化
最も影響を与えるのは「採用通年化に伴う内定の早期化」です。
夏のインターンや説明会・面談で優秀な学生を囲い込むことが容易になりますよね。
不景気+採用通年化でどうなるでしょうか?
- 企業側は早期から選考を進め、優秀な学生をマークできる
- 企業は採用数はなるべく縮小したい
- 学生は選考の早期化で「行きたい企業」を考え抜くことが難しい
つまり少ない枠を奪い合いながらも、時間がないから「人生・キャリア」を考え抜くことが難しくなります。

リスクだらけの22卒以降。対策は?

じゃあ一体どうすればいいのさ…
ということで対策を解説します。
22卒以降が苦難を乗り越えるにはどうすればいいのか?
本項を参考にして行動すれば、きっと逆境を乗り越えれます。
【最重要】インターンシップへの参加
まずはインターンには絶対に行きましょう。
まずインターンに行かなければ就活以前の問題になる可能性が高いです。
↑こちらの記事で統計データを用いて解説していますが、企業は22卒以降は「インターンで学生を囲い込む」動きを強めようとしています。
例えばこんなデータ↓。インターン重視傾向に傾くことは確実ですよね。

インターンに行かなければ内定が貰えない時代がやってくるかも知れません。
また、インターンはキャリアや企業を吟味する場として最適なので必ず行くことをオススメします。
不況で中小ベンチャーの内定取り消し?→大手がオススメ
不景気になると中小ベンチャーの内定が取り消される可能性があります。
やはり狙うならば大手企業がオススメです。

でも大手から内定なんて出そうにないよ…
でも大丈夫です。
インターンに行けば大手企業といえども内定を貰うことが可能です。
「インターン生限定選考ルート」に入れれば最終面接からスタートなどもあり得ます(某白犬お父さん企業とか)
【重要】1日でも早く就活を始める

22卒以降の就活は一日でも早く始める必要があります!
かつては大学3年の冬1月から就活でも良かった。
22卒以降はおそらく大学2年の春3月あたりから始めないと後れを取る可能性が高いですね。(夏インターン争奪戦になるため)
現在も就活生から色々な相談が来ますが、2020年2月あたりから22卒の相談が一気に増えました。今年の就活生は危機感からか就活スタートが非常に早いですね。素晴らしいです。
逆にのんびりしていると周りから差を付けられて、採用枠を総取りされる可能性もあります…(今年はあり得るかも)
採用通年化により時間は無い

いうてまだ大丈夫っしょ。
これは危険です。
前述のように、採用通年化されることで就活生には時間が無くなっています。
なぜなら夏のインターンが勝負(少なくなった枠の争奪戦)になるから、最早時間が無いわけです。
- 如何に早く志望企業を決めれるか
- SPI・ESの練習を早くから行えるか
- 面接に早く慣れることができるか
- →最終的に志望企業のインターンに行けるか
「いかに早く就活に乗り出せるか」がポイントになってきますね。
効率的な情報収集・行動力がかつてなく問われる
「早く就活に乗り出す」「より効率的に就活をする」には情報収集能力と行動力が必須です。
就活に関する情報の大部分は就活サイトに隠し持たれています。効率的な情報収集には優良な就活サイトを閲覧する必要があります。

日本では就活サイトの閲覧が就活スタートと言っても過言ではないでしょう。皆さんの先輩方も同様の道を通ったでしょうね。
「就活情報サイトで情報収集→インターンシップ候補企業を決めていく」ことが就活の第一ステップです(今年は超重要)

就活か…まぁ…考えておくわ(焦)
ここで行動できない人はインターン締め切り直前まで準備しません。
そしてインターン直前に「今年ってよく考えたらやばくね?」と焦って準備しだします。
周りの就活生から差を付けられていた結果インターンに行けず、未だかつてなく厳しい就活になるでしょう。だってこんな時代ですよ?
人生のちょっと先輩からアドバイスですが、就活はゆっくりやってもいいので、早く始めたもの勝ちの情報戦なんですよ。。就活しましょう?

はい。就活の第一ステップ「就活情報サイト」の話ですね。
私も数々の就活サイトを閲覧していましたが、主力サイトはこんな感じでしたので是非お使いください。
全部無料なので、とりあえず調べても損はないです。
基本的にストレスゼロで就活を始めれます。
UniStyleは
- 内定者のエントリーシート
- 面接突破のコツ
- 上場していない優良企業
- 就活生の選考レポート
などの就活最重要情報が載っています。これはいずれ過去ES収集とかで閲覧することになりますよ。
なるべく早めに閲覧しておけば就活のスタートダッシュとして完璧です!
みんな大好きなサイトです。
↓リンク貼っておきます

キミスカ・OfferBoxは自己分析ツールで有名ですね。
質問を答えていくと、自分に合う仕事がどんな種類なのかを解説してくれます。
他のサイトでも色々な種類があるのですが、段違いでキミスカとOfferBoxの自己分析ツールは精度が高かったです。
ドンピシャで「面白そう!」って思う業界を紹介してくれて、リアルで「おー!」って声がでました。
この診断結果を基にインターンシップ参加業界の参考にしてもいいですね。
完全無料のサイトなので、登録しておいて損はないですね。
二つのサイトの自己診断結果を比較してより正確な結果を得るのもオススメです。
自己分析ツールの評判、めちゃいいですね。
ちなみにキミスカとOfferBoxはスカウト式就活のプラットフォームでもあります。
- 気になってる企業からオファーが来た(含:インターン)
- 就活の視野が広がった
- オファーされてる側なので緊張しない
- 外出自粛でも就活が進む
などのメリットがあります。
↓リンク貼っておきますね。結構おすすめ。


【参考記事】自己分析ツール全部やって比較しました↓
そして【digmee】ってサイト。
友達追加して、プロフィール書くだけで有名企業と面接ができます。
インターン内定実績もすごい企業ですね。

無料ですし、インターンの選択肢を増やせない就活生は氷河期で全落ちするかもなので登録しておいて損はないかと。
↓リンク貼っときます。
追記:もしもあなたが理系ならば、必ず役に立つ就活サイトはこちら。
理系のためのインターンシップ・就職情報サイト『理系ナビ2022』
理系専門の就活サイトは正直、理系ナビくらいです。
- 理系業界研究
- 理系企業の選考内容
- 理系インターンシップ
などなど、理系にとって非常に助かる情報盛り沢山なので情報収集に励みましょう!
↓リンク

やはり就活最適解かも。
というわけで主力就活サイトまとめ
まとめ
今回は22卒以降の就活リスクと対処法をお伝えしました
厳しい時代になってきましたが、早めかつ効率的な就活を心掛ければ必ず成功しますよ!
めげずに頑張りましょう!
【合わせて読みたい!】22卒は必読!↓↓
【参考記事】就活怖くて動けない人必見↓
【参考記事】インターン行けと何度でも言います↓
↓YouTubeでも配信しているのでラジオとして聞きたい方はこちら↓
チャンネルリンクはこちら→チャンネルリンク
コメント