どうも!超大手世界的自動車メーカーのAIエンジニア、リンリンです!
理系の大学3年生は、そろそろ研究室配属について考えている人も多いのではないでしょうか?
よく考えないと、本当に死にますよ?
冗談じゃありません。研究室選びを間違えて、毎年何人も実際に死んでいるんですから。
なぜなら「ブラック研究室」と呼ばれる研究室に配属されたからです。
そこで今回は、
- ブラック研究室とは?
- ブラック研究室がなぜ生まれるのか?
- ブラック研究室の暴き方・避け方
を徹底解説していきます!
ブラック研究室とは?
そもそも研究室とは、理系大学生が基本的に4年生から配属される研究チームを指します。
大学や学部によっては2~3年生で配属されるところもあります!
ブラック研究室と呼ばれる場所は、どのような研究室なのでしょうか?
それは、「学生を微塵も大切に扱わない研究室」のことです!
研究室のボスである教授が学生を
- 使い捨ての駒
- 奴隷
- 人ではない何か
として扱います。それがブラック研究室なのです。
大袈裟すぎだわwwww
と笑われるかもしれませんが、現に毎年数人・数十人がブラック研究室が原因で自殺をしています。
私が在学中も、私の大学で2人が自殺をしました。
しかも、各学部に1つはブラック研究室があるほど身近な存在なのです。
ブラック研究室の実態
コアタイムが異常に長い
コアタイムとは、「この時間は研究室に在席していてね!」という時間を指します。
ブラック研究室は、コアタイムが異常に長いです。
朝8時~夜9時とか普通にあります。休憩を入れても実労働時間12時間ですね。
コアタイムを守らないとどうなるか?
「○○さん。あなたは本研究室の規則を破っており、研究への熱意が無いものと判断しております。そのような状態で卒業研究発表を行ったとしても、卒業を認める訳には到底不可能です。規則を守り、熱心な姿勢で研究を行ってください。今後の改心を期待しております。」
ブラック研究室所属の友人に届いた教授からのメール(原文ママ)
友人は20時半、つまり30分早めに帰っただけです。なのに、「卒業させない」という脅迫をチラつかせたメールが届きました。
これがブラック研究室なのですね。
基本土曜出勤
大学は普通土日休みです。しかしブラック研究室は違います。
土曜日も基本的に出席しなければいけません。
土曜日に「セミナー」という研究に関する勉強会や研究の進捗発表を行うケースもあります。
ブラック研究室は、週1日しか休みがありません。研究の進捗が悪ければ、日曜も研究をする必要さえ出てきます。
就活をさせない
教授!1か月後にインターンがあるので、1週間研究室を休ませてください!
インターン?そんなことより学会準備があるじゃないか!1週間も休もうとするなんて熱意が欠けているね。それで卒業できると思っているのか?
また出ました。「卒業させない脅迫」!
就活なんて教授にとっては「貴重な奴隷が居なくなる期間」でしかありません。
就活を阻止すれば、学生は博士課程に進学します。つまり、奴隷を飼いならせる時間が増えるということです。
そのような理由から、ブラック研究室では就活を阻止する動きさえあります。
研究進捗が無いと異常に叱られる
研究の進捗状況は、1週間か2週間おきにあるミーティングやセミナーなどで発表します。
その時に、
今週は成果が出ませんでした・・・
なんて言おうものなら、めちゃめちゃ怒られます。
- 失敗した理由は?
- 代替案は?
- なぜ事前に予測できなかった?
- 今週の実験は限界までやったのか?
- 学生同士の雑談する余裕があるなら実験しろ
などなど、ボコボコにされます。
教授にとっては、成果こそ全て。努力なんて見てもいません。
タチが悪いことに、研究の成果って結構運の要素が強いです。無理な時は無理。
でも教授は怒ります。限界まで研究をさせた方が得だからです。
学生同士が異常に仲が良い
ブラック研究室の学生は仲がいいです。
なぜか?拘束時間が長すぎて交友関係が研究室内部に限定されるからです。
しかも毎日の過酷な研究を慰め合って生きているわけですから、もはや戦友です。
一方でホワイト研究室は、研究室を生活のごく一部としか思っていません。
だから学生の仲は良いですが、良すぎることはありません。
なぜブラック研究室が生まれるのか?
上記のように異常な環境がなぜ生まれるのでしょうか?
学生は労働者ではない
学生は無賃(学費を支払っている)なので、労働基準法に引っかかることはありません。
だから朝8時~夜21時を拘束時間にしても何も問題が無いのです。
卒業認可を盾にして、学生を奴隷のように扱うことが合法的に許可されています。
閉鎖的な環境
大学側が研究室に干渉してくることがありません。
研究室はリーダーである教授が定めたルールに従います。教授の独裁政治です。
教授が王様なので、どのようなルールにしてもお咎めなしになります。
完全成果主義
成果はないけど頑張ったから評価してくれ!はまったく意味を成しません。
研究者としての評価は、論文製作数・学会受賞・有名ジャーナル出稿など、研究成果が全てなのです!
だから、自ら手を動かさなくても学生を奴隷のように搾取すれば自分の手柄にできます。
ブラック研究室の暴き方
ブラック研究室には行きたくない!!どうやって見つければいいの!?
ということで、ブラック研究室の見つけ方をお伝えします。
研究室に配属希望を出す前の大学生は、必ず一読ください!
先輩に聞く
これは一番手っ取り早い手段です。
先輩は同期が研究室でどのように過ごしているのかを知っています。今はSNSで情報交換が盛んですから。
だから学部の先輩に会って、話をするのが一番です!
- 研究室見学がしたいとアポを取る
- 授業のTAに話しかける
- サークルの先輩づてに紹介してもらう
などが効果的でしょう!
必ず数人には会って話をしてください。
「ブラック研究室が嫌で、仲間を欲しがっている」先輩がウソをついてあなたをブラック研究室に引きずり込むかもしれません。
何人かと話をして、確実な情報を手に入れましょう。
深夜1時に研究棟を見る
先ほど述べたように、ブラック研究室は夜の21時までフル稼働です。
ブラック研究室は徹夜で研究をしている人が普通にいます。
ホワイト研究室は18時ごろまでの稼働ですので、よほどやる気のある学生以外は19時には帰ります。
だから深夜1時に研究棟を見ると、ブラック研究室は電気が付いていてホワイト研究室は消えています。
そして後日、電気が付いていた研究室を訪れ、研究室名を覚えれば完璧です!
研究室SNSアカウントが存在する
TwitterやInstagramで、研究室のアカウントが存在する場合かなり怪しいです。
これらのアカウントは学生によって管理されていることが多いです。
先ほど述べたように、ブラック研究室は拘束時間が長いため学生は研究室が生活の全てになっています。
だから自分の生活はキラキラしていると暗示を掛けたくなり研究室SNSを始めるのです。
ホワイト研究室ならば「研究室のSNSを始めよう!」なんて考えもしないでしょう!
この研究室、SNSもやっていて面白そうだな!配属希望出してみよう!
という考えは、巧妙なワナだと気づいてください!
まとめ:研究室選びはよく考えよう!
ここまでブラック研究室について述べてきました。いかがでしたか?
おそらくこのブラック研究室、これからメディアなどの話題に上がることが多くなるでしょう。
しかし、改善はされないのではないでしょうか?研究室は閉鎖的な環境ですから。
研究室に配属される前の大学生は、きちんと研究室を選んで幸せな大学生活を送ってください!
では!
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