プログラム未経験の私がPythonを学び始めて2週間後に作ったツールを紹介【初心者必読】②

プログラミング

今回は前回の記事の続きです。

前回は研究室の事務作業を自動化することで一日4時間の作業を10秒に短縮したというお話をしました。

今回もプログラム未経験の私が、Pythonを学び始めて僅か2週間で作り上げたツールを1つ紹介したいと思います。

プログラミングを勉強し始めて1週間ほどで、インプットには飽きてしまいますよね。

私も同様の時期がありました。

プログラミング初心者の方でも作れるツールをいくつか紹介することで、自分も何かツールを作ってみよう!と思っていただけると幸いです!

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筆者の経験談

事務作業自動化ツールを作って浮かれていたある日のこと…

教授
教授

リンリンくん、君にはそろそろ隔週で論文紹介をしてもらうよ。

リンリン
リンリン

え?どんな論文を読めばいいんですか?

教授
教授

面白そうな論文を5報くらい読んで、一番良いものを詳しく読んでみんなに発表してもらうよ。

リンリン
リンリン

全部英語ですよね!せめて3報くらいにしてくださいよ!

教授
教授

面白そうな論文を5報くらい読んで、一番良いものを詳しく読んでみんなに発表してもらうよ。(2回目)

リンリン
リンリン

・・・

 

英語論文ってほんとめんどくさいんですよね。

単語は難しいし、Google翻訳に頼み込んでも文量が多すぎて15回くらいに分割しないといけないし。

なんとかならないかな~~~~~~~~~~

 

 

Pythonならなんとかなるんじゃね!?!?

ほんならなんか便利なライブラリないかな~~~~~~~~

※ライブラリ:天才たちが作ったプログラムを拡張してくれる便利アイテム

ありました。Google翻訳を簡単にするライブラリが。

では作っていこう!!!

 

論文自動翻訳ツールの流れは次のような感じですね

  1. PDF形式英語論文を指定して、文書を読み込む
  2. ピリオドで区切って一文一文をPythonに吸収させる
  3. 参考文献はいらないから消す
  4. 10文ずつくらいを翻訳させる
  5. Wordに翻訳した文を書き込ませる

では簡単に各ステップを説明していきます。

 

ステップ1から早速行き詰りました。PDFファイルって読み込めるのか・・・?

ほんならなんか便利なライブラリないかな~~~~~~~~

ありました。PDFファイルを読み込んでくれるライブラリが。

ほんとPythonすきです。天才たちが作ってくれてるから。

これで難なくステップ1クリアですね

 

ステップ2では長ったらしい英文章をピリオドで区切って1文章ごとに分割していきます。

そうしないと文が長すぎてGoogleが翻訳してくれません。

英語論文では図に必ず Fig. 1 のように無駄なピリオドが入っており、これが不具合を生みます。

そこで「Fig. のピリオドだけは無視してな!」とPythonに命令することで不具合を防ぎます。

 

ステップ3は結局、自動で参考文献を削除することができませんでした。

プログラム開始時に「この人名が出てきたらプログラムを止めろ!」とPythonに命令することで参考文献を読み込まないようにしました。

 

ステップ4はジェントルマンシップが求められた項でした。

Google翻訳ライブラリといっても魔法ではありません。ネットにアクセスして、1回1回Googleに翻訳してもらっているだけです。

200文もある英語論文を高速で200回もアクセスしたら怒られます。

そこで20文ほどをまとめてアクセスすることで負担を軽くし、1回アクセスしたら5秒待つという命令を組み込みました。だから怒らないでGoogle様。

 

ステップ5でまたもや行き詰りました。Wordに書き込みってできるのか?と

ほんならなんか便利なライブラリないかな~~~~~~~~

ありました。Wordに書き込みしてくれるライブラリが。

ここまで便利だと若干引きますね。若干。

 

こうして英語論文を無事に全て日本語にすることができました!

1つの論文につき大体5分くらいで日本語にしてくれましたね。

 

このプログラムを見た同期は

頼むリンリン!俺にも使わせてくれ!

と頼み込んできました(笑)

まとめ

この経験談を見ると、なんだか難しそうなことをやっているなと思うかもしれません。

しかしまっっっったくそんなことはないのです!だってPython始めて2週間の私が作れているのだから。

Pythonの基本を習得して、ライブラリに頼み込めば案外なんとかなるものです。

この記事をみたあなたも、ネット・データ・情報に関わることならなんでも自動化できるのです!

自分好みのツールを作成して、プログラミングの楽しさを一緒に味わいましょう!

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