以前の記事でPythonを学ぶことの重要さ、そして楽しさをお伝えしました。
私もプログラミングを始めて1週間ほど経ったとき、ある悩みが浮かびました。
Pythonの基本は分かってきたけど、作るものがないとやる気がでん!!!
そうです。ある程度勉強すると、飽きてくるんです(笑)
だから何か目標が欲しい。まず何かを作りたいと思ってきます。
もしかしたらこの記事を見ているあなたも同様の悩みを抱えているのかもしれませんね。
この記事では私の経験談から、そんなプログラミング初心者がツールを作り始めるきっかけを与えたいと思います。
筆者の経験談
私の経験談をご紹介します。
大学4年生の時、私は化学専攻でしたので、様々な実験を行っていました。
化学実験といえば試験管を振ってるイメージがあるかと思いますが、実際には機械でいろいろ測定していることが多かったです。
一日中実験してると沢山のデータが出てきます。(テキストファイルとして出力される)
こんなデータですね。こういうデータ同士を比較したいので加工するわけです。
↑まずは左端のデータを0にするように全体を引き算します。
↑左の山の数値を1にするように全体を割り算します
↑がんばって計算して、黄色の数値を出します。ここまでで大体10分くらいですね
「はーーーー、やっと1個終わった...」
無理無理無理無理無理wwwwwwwwwwww
これ毎日とかほんと死んでしまう。普通に4、5時間かかる。
プログラミングを知らない過去の自分は1か月くらい毎日21時に研究室から帰ってました…
そこで出会ったのがPython
勉強しているうちに、「あの作業、全部自動化できるんじゃね?」と思ったわけです。
やってみると本当に簡単に自動化ツールが完成しました。Pythonの勉強を始めて僅か2週間足らずで、です。
測定データが入っているフォルダを指定して、プログラムスタート!!
うおおおおおおおお!!!!!!
実際には画面下に30個ほど加工されたデータが羅列されています。
手作業だと4時間かかっていたあの作業が10秒で終わった???
これはすごい。もうデータ処理に取られてた時間の分も実験できる!
明日からめちゃめちゃ実験したろ!
その次の日は50サンプル測定しました。
先輩や同期からはその後のデータ処理を憐れむ目もかけられました。
でももう大丈夫なのです。プログラムが10秒で終わらせてくれるから。
数週間後に私の余裕を悟った先輩方も
俺の作業も自動化してくれ!!!!!!!
と頼み込んできました(笑)
その後はお小遣いを貰いながらPythonの勉強を続け、人生が本当に楽になりました!
プログラミングはモノづくりです。自分が勉強した知識が、形は無いけれど一つのモノになります。
そのモノはあなたや他人の生活を楽にしてくれる素晴らしい道具になってくれます。
実力が付けばいずれはプログラミングでお金を稼ぐことも用意でしょう!
プログラミング初心者の方も、一つモノを作るだけでプログラミングの楽しさが一層理解できるようになります。一緒に頑張りましょう!
身の回りに面倒ごとはないか探そう
Pythonを始めとするプログラム言語は、強さと弱さがあります。
私の経験談のように、データ絡み・かつ単純作業の場合はほとんど自動化できます。
プログラミングを始めたばかりのあなたも、データ処理や情報収集で困っていることの1つや2つは必ずあるものです。
そこを狙って、人生を楽にするツールを作ってみましょう。
目標があると、上達も早いです。このツールを作るために必要な知識は…、というようにどんどん知識を得ることができます。
あなたが完成させたツールを、私にもぜひ教えてください!
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